タスクフォースインタビュー第1弾 トレーニング班
本日はタスクフォースの一部門であるフィジカル班へのインタビューをお届けします。
弊部ではタスクフォースとして各班に分かれて仕事を分担して行っています。
それぞれの班で和気あいあいとお互いのことをよく知れる機会でもありますし、幹部代だけではなく、様々な学年が集まることで一年生から部活の運営に対して知れるということもあり、部活への意識が高まる活動でもあります。
フィジカル班は主に選手のトレーニングや栄養面を考える仕事をしています。タスクフォースの中で一番騒がしい?班ではありますが、仕事に対しては実直に向き合う彼らのインタビューをぜひご覧ください。
フィジカル班メンバー
稲垣拓朗(3年・スポ) フィジカル班のリーダー
齋藤向陽(3年・社学) 副将として班を見守る存在でありつつも、筋肉担当として素敵な大胸筋をもつ
佐藤玲弥(2年・社学) 生粋のソフトボーラーとしてソフトボールに生きるようなトレーニングづくりに貢献
齋藤拓哉(1年・スポ) 高校時代のトレーニングを生かし、様々な意見を出してくれる存在
トレーナーのような仕事も担当
鈴木寛汰朗(1年・文構) フィジカル班の中では書記担当、ベンチプレス100キロを持ち上げた逸材
福永隆稀(1年・スポ) 班内で主にアジリティ俊敏性を担当、足が速い
サポートしてくださっている方々
若宮和輝さん 早稲田大学スポーツ科学部熊井研究室博士課程
ウエイトリフティングを専門としていてフィジカル班のchatGPT的存在
石津達野さん 早稲田大学助教
栄養面でお世話になっている
加藤:本日はよろしくお願いします。
フィジカル班:お願いします。
加藤:まず、全員に聞きたいのですが、フィジカル班にはどんな特徴を持った人が多いと思いますか。
鈴木:テストステロン型。
全員:(爆笑)間違いない。
加藤:テストステロン高めの人たちが集まったのがフィジカル班なんですね。フィジカル班が作られたのはどのくらいの時期ですか?
稲垣:11月、12月の頭くらいです。
鈴木:首脳陣に正式にミーティングしたのが12月。
加藤:最初のメンバーは、ガッキーさんと隆稀と寛汰朗と、、他にいますか?
齋藤向:僕は陸と一緒に色々な班に加入しているよ。
加藤:玲弥さんも最初からいましたよね。拓哉が途中で加入した理由はなんですか?
齋藤拓:もともとは分析班にいたのですが、その時は分析班が全然動いてなくて、自分でも何をしたらいいのか迷走していた時に拓朗さんからヘッドハンティングを受けました。しかし、移籍という形ではなくて、両方に加入するという形でやらせてもらっています。分析は自分の中で得意な分野だったけれど、フィジカル系は好きで、興味のある分野でした。将来的にAT(アスレティックトレーナー)取りたいと思っています。そういうことあり、声をかけてもらったので加入しました。
加藤:ありがとうございます。最初フィジカル班を作るという話になったのはガッキーさんが陸さんと話していたからですか?
稲垣:そうです。
加藤:そもそもなぜ作ろうと思ったんですか?
稲垣:経緯としては、今までの代は、フィジカル面をキャプテン、副キャプテンだけが考えていました。協働というテーマがある中で、チーム全体で、どうやったらよくなるかを自分達自身で考えられるようになったらいいなということでチームを発足しました。
加藤:発足してから2、3か月がたつと思うのですが、その中で1人1人がフィジカル班として学んだことはありますか?向陽さんからお願いします。
齋藤向:フィジカル班は、他の班とは違って人を動かして結果を出さなきゃいけないので、こういうメニューだったらこういう効果を望んでこういう目的でやってみますというところから考えて話さないといけないので、人を動かすというところで大変さを学びました。
加藤:次にガッキーさん、お願いします。
稲垣:僕が学んだことは、必ずしもソフトボールの結果に結びつくかわからないということです。トレーニングや栄養補給をしたらそれに伴って、打球が飛ぶことや球が速くなることに繋がるのかは正直わかりません。本当にその人にとって大事かどうかはわかんないですが、わからないからこそちゃんと考えることが、すごく楽しくて面白いなって思います。答えがないことを追求していくというところに関して、面白さを学びました。
福永:僕が学んだことは、高校時代にトレーニングはほとんどしてきていなかったので、何も分からない状態でトレーニング班に入って、しっかりと班員が知識などを理解していないといけないなと思いました。トレーニングに関する知識とかアジリティなどで、知識が増えたことは良かったなと思いますし、何より、自分がちゃんとトレーニングをやらないといけないなと思い、意識的に取り組めるようになったのが良かったなと思いました。使える筋肉に変えていくというような過程が新しく学べたことかなと思います。
鈴木:僕は、まず、トレーニングや栄養などの知識が学べたこととしてあります。また、トレーニングはどうしてもきつい面もあるので、どうしたらモチベーションを維持しながら、トレーニングをしてもらえるかという部分で、それぞれトレーニングごとにどんな意味があるのかを考えて説明できるようにするというのは意識していたので、そこも学べたところだと思います。
齋藤拓:僕はまだ入って間もないので、成果を上げたというのはあまりないけれど、隆稀が言っていたように、自分のトレーニングの意識が変わったなと思います。あとはより体に対する栄養の知識とかが高くなったなとも思います。もともとATの資格を取るために解剖的なところも勉強していたけれど、教科書で見るだけではなくて、自分のトレーニングでどこが動いているとか、主導筋がどこなのかとかを考えながら、トレーニングをすることができているというのはすごく学びになっています。
加藤:ありがとうございます。拓哉の場合は分析班も一緒にやっている、、、
齋藤拓:記念誌班にも入っているよ。
加藤:そうだね。色々な班に掛け持ちしている人が多いと思うのですが、複数の班に入っている人は、自分が入っている班と比べて、フィジカル班のいいところや逆に悪いところは何かありますか?
齋藤向:いいところで言うと、会話がポンポン、結構フランクな感じで進みます。稲垣が何か投げかけても、反応が薄いこともありますけど、個人的には他の班より気兼ねなく意見が出ている印象があります。悪いところはそんなにないのですが終始ふざけすぎです笑
福永:記念紙も、そんなに頻繁に活動しているわけではないのでなんとも言えないのですが、フィジカル班でいいなと思うことは、向陽さんも言っていたようにくだらない話もしつつ、ちゃんとその中でそれぞれ意見がポンポン出てくるので会話も進むし、いい雰囲気できているのかなと思います。
悪いところで言うと、向陽さんと同じなのですが、ワイワイ楽しくやっているからこそ雑談に走りすぎて、ミーティングが長くなることがあります。脱線系なので笑時間内にミーティングが終わらないことが多々あるので、そこは要改善だと思います笑
齋藤拓:2人が言っていたように、会話量、対話量が多いというのが1番顕著に出ている特徴かなと思っていて、 雑談が多いというのは、僕は最近介入したばかりなのでそこまで感じてはいなくて、脱線はするけど、しきってはいないと思います。
稲垣:セーフ笑
齋藤拓:収まっているから、いいなと思います。分析班のミーティングは固くて意見も出にくいので議論が進まないまま時間だけが過ぎていくけれど、逆に分析班は脱線しつつも脱線した先で、アイデアがポンと生まれることもあるので、そこはフランクに会話ができるという点でいいなと思っています。逆に悪い点は”まだ”見当たらないです。
加藤:先ほど、たくやの話の中で、脱線した先でアイデアが生まれるという話があったのですが、具体的にそれはどういうことですか?
齋藤拓:具体的にポンとは出てこないけれど、それこそ走塁とかで、1個のメニューをやっていく中で、こうするのはどうだろうとどんどん話が、展開していくので、そこから新しいアイデアが出ていくんじゃないかなと思います。
加藤:ありがとうございます。先ほど、ガッキーさんの話にあったのですが、フィジカル面が直接的にソフトボールに関わっているかどうかわからないという話をされていたと思うのですが、今まで動いていて、目に見えて効果が出ているなという実感がフィジカル班全体としてはありますか?
福永:あります。
加藤:例えば、どういうところでありますか?
福永:例えば、ウエイトトレーニング面に関して言うと、食事の管理とかにも繋がっていると思うのですが、1年生とか、特に隄(弊部1年)や夏輝(弊部1年)などはだいぶ体が大きくなったなと思います。特に1年生は新しく、初めてやっている人もいると思うので、そこの効果は実感できるかなと思うのと、アジリティ面に関しても、走塁のタイムとか、まだ目標に届いてない人がほとんどではあるけれど、トレーニングをする前に比べたらタイムは伸びていて、そういう面では、フィジカル班として活動していた効果が出た結果だったらいいなという風に思います。
加藤:寛汰朗があんまり話していないので、寛汰朗からもなにかあれば。
鈴木:今のところは、数字としては結構良い感じで、みんな伸びているので、フィジカル班としての成果は出ていると思います。ウェイトとかアジリティに関しては、筋肥大期が終わって、筋力の最大出力をどう上げていくかのいう時期に入っていて、これから春先に向けて、走塁とかアジリティの面で数値が伸びてくれればいいかなと思います。今のところ活動は結構順調ではあるなと自分では思っています。
加藤:今、目標という言葉が聞こえたのですが、フィジカル班の目的と目標とこの班がある意義というのは、ガッキーさん何がありますか?
稲垣:まず、フィジカル面として、チームのパフォーマンスを向上させるというところが目的にあります。そのために、何をどうするかというところで、目標数値というのを設定して、 そこをクリアさせるためにどうするかおいうことを考えます。 結果的に、本人たちが、自分が今まで思っていたよりも〇〇ができるようになった、例えば、打球が飛ぶようになった、足が速くなった、1歩目が切りやすくなったなどの感覚的なところを選手たちが感じられると、そこでソフトボールの勝利に貢献したというか、パフォーマンスを向上したという風に感じてもらえるように活動しています。
加藤:今、フィジカル班はアジリティ面とか、ウエイトトレーニングとか、色々なところに貢献していると思うのですが、この班の中で何か役割分担みたいなものはありますか?
稲垣:特にはしてないです。
稲垣:最初は決めようかとなったけれど、ウエイトトレーニング、アジリティトレーニング、栄養など、全員で同じ意識を持ってできるようにということで、役割を立てていないです!
加藤:色々なところで出たのですが、知識というところで、日常生活では、使わないような知識が多いと思うのですが、そういう知識は自分から学びに行くのですか?
稲垣:全部Dラボだよね
全員:(爆笑)
稲垣、齋藤向:メンタリストDaiGoだよ笑
加藤:そこはやっぱり若宮さんとか石津さんと一緒にやっているんじゃないんですか?
齋藤向:お2人はlineグループにも入っています。あとは活動していると、だんだんトレーニングが好きになってきて、今はyoutubeとかで色々な情報があるので、そういうのをたくさん見て、みんな情報を得ているんじゃないですかね。どうですかね?
稲垣:そうだね
鈴木:youtubeとかをたくさん見て、これはチームに落とせそうだなと思ったら、1回フィジカル班で共有してみて、それが良さそうだなとなったらチームの練習で1回やってみて、またチームでそれがどうだったか、意見を聞いてという感じでやっています。
加藤:その中で1番手応えがあったなというメニューはありますか?
稲垣:メディシン投げとかですかね。1番最初に測った時に比べて、スイングスピードと打球が、すごく伸びて上がっていました。その期間、新しくウエイトトレーニングとか、グラウンドでもできるトレーニングを始めて、結びついた結果だと思っています。メディシン投げというのが、数値として1番、上がったものだったので、もしかしたら(スイングスピードや打球と)相関しているのかなと思います。そこはすごくいいのかなと思います。
加藤:最近だと走塁ドリルなどが練習メニューでは入っていますがそれは拓哉主導ですか?
鈴木:最初は僕が見つけて、拓哉も高校の時に同じようなことをやっていたので、意見をもらいつつ1回やってみたという感じです。
加藤:その2人は、走塁ドリルに関しては何か手応えはありますか?
鈴木:正直、数値としてすごく短くなっているというわけではないけれど、 回り方とかコーナリングとかは見ていてうまくなっているなという印象はあるので、数値が出てくれるのが1番嬉しいです。
稲垣:どちらかというと、技術面寄りの練習になってはくるので、技術面とフィジカル面というのは難しいですね。
齋藤拓:同じです。
加藤:フィジカル班で、これは苦労したなということはありますか。
齋藤向:期間に分けてやっているのもあって、実際のプレーに結びつけることが1番難しいのかなと思います。冬は筋肥大をやっていて、これからそれをどう使っていくかみたいなところで、だんだんとプレーに繋がっていくと思うのですが、だからと言って必ずしもプレーが良くなるとは限らないので、そういった意味でモチベーションというか、プレー面で成果が見えづらいのは難しいところかなと思います。
福永:自分も同じなのですが、あえてあげるとすれば、目標数値達成していく上で、目に見えて効果が出た項目もあれば、あまり伸びなかった項目もあって、そこを伸ばすためにはどういうトレーニングをすればいいのか、なぜ伸び悩んでしまったのかを判断するのは難しさを感じました。
鈴木:周りの班と違って、目標を達成してくれれば、この半年の目的は達成されていると自分は思っています。その中で、皆頑張って目標数値を達成しようとしてくれているので、そこまで苦労したという覚えは特にないです。ただ、この先ソフトボールの動きに繋げていくという面では、難しくなってくるのかなと思います。
齋藤拓:例えば、走塁のドリルなどが成果に繋がりにくかったらそれを継続させるというのは、なかなか難しいので、それをどういうふうに工夫したら皆が続けやすくなるのかとかなどの工夫をすることが難しいです。ただ提供するだけではなくて、それを実行しやすい環境とかやり方とかにするというのを考えることが今後より一層難しくなってくるのではと思っています。
加藤:ありがとうございます。それでは、フィジカル班としてもう少しでシーズンが始まっていくと思うのですが、今後の展望とかがあれば教えてください。
稲垣:今までトレーニングしてきたものを、ソフトボールの動作に活かすというところで、今までは筋肉を増やすとか、パワーを増やすというところだったのですが、それを最大発揮できるようにして、そこからソフトボールの動作に落とすというところを考えていこうかなと思っています。
加藤:今までやっていたことから、少し別のことにステップアップするということですか?
稲垣:大体そうですね。
加藤:最後に1人ずつ新入生へのメッセージをお願いします。
齋藤拓:栄養面でもサポートをしてくれる人がいるし、怪我とか体大きくしたいなどの面でもサポートしてくれる専門の人もいます。自分達みたいな、あんまり知識はないけれど、色々考えてやれる人もいます。例えば、高校時代あまりトレーニングしてこなかった人でも、トレーニングに目覚めさせることができる先輩もいるし、僕もそうだけど、浪人して入ってくる人たちでも、体を1から作り直すこともできるから、サポートできる環境は整っているので、体の不安とかは気にせず、気軽にソフト部に来てほしいです。
鈴木:自分としては、この雰囲気の感じがとてもいいなと思っています。緩くやりつつも、ちゃんとやるとこはやるというオンオフの切り替えができるというところが、フィジカル班にはあると思うので、そこが良いとこかなと思います。あとはベンチプレス150キロあげられる人待っています笑
福永:自分も一浪して大阪から来たという風に浪人生もたくさんいるし、地方から来ている人もたくさんいて個性的で色々な背景を持った人たちが揃っているので、絶対に1人1人が輝く場所があるとおもいます。とにかく色々な人に来てほしいなって思います。あと、関西出身が僕だけなので、関西出身の人、お待ちしております。
齋藤向:皆言ってくれたように、フィジカル面での心配っていうのは部活に入るにあたって、浪人や今までの競技レベルとかであると思うのですが、そこの心配をしなくていいようにサポートするのが僕たちの役目なので、そこは心配しなくていいと思います。
稲垣:皆言ってくれたように、色々な経歴とかバックグラウンドを持った人たちが、集う場所ではあるので、気軽に興味を持ってくれたらなと思います。フィジカル班としては、トレーナーに興味を持っている人にぜひ来てほしくて、若宮さんとかプロに教わりつつできるので、現場でやりたい人は来てくれると嬉しいです。
加藤:以上で終わります。ありがとうござました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
タスクフォースインタビュー第1弾にふさわしいような、班員全員がおしゃべりでおふざけ大好きな班でインタビュー自体もとても盛り上がりました。
次回はタスクフォースインタビュー第2弾として分析班のインタビューをお届けします。