部員インタビュー第3弾 田中×今井-加藤
新入生に向けて現役部員たちはどのようにして男子ソフトボール部に入部に決めたのかをソフトボール部広報班でインタビューしました!
今回は、インタビュイーは2年田中(筑波付属高等学校・スポーツ科学部)、インタビュアーは1年加藤(名古屋・先進理工部)と1年今井(早稲田実業・文学部)でお送りいたします。
今井&加藤:お願いします。
田中:お願いします。
【留学について】
今井:どこに留学に行っているのかを教えてください。
田中:アイルランドに留学をしています。
今井:アイルランドに留学を決めたきっかけは何ですか?
田中:元々、大学に入学した時点から留学に興味がありました。インカレなどの時期を考えた結果、大学2年生の夏が良いなと思い、その時期で留学先を探して、選択肢として残ったのがアイルランドでした。
今井:そうなんですね。ありがとうございます。アイルランドに留学に行くまでの準備で大変だったことはありますか?
田中:実はそんなに大変なことは無かったです。
今井:留学をして部活から離れることになったと思うのですが、部活から離れてみて良かったことと悪かったことを教えてください。
田中:離れてよかったことは、朝早く起きなくていいことです。部活をやっていた時はまだ日が出ていないような朝5時とかに起きる時もありました。しかし、今はそんな早く起きなくていいです。悪かったことは、シンプルに体がなまってしまうことです。今はジムに契約していますけど、毎日行けるほど時間があるわけではないので、運動量は確実に落ちています。
今井:体力が落ちているのは、今後部活に復帰する時の不安点ですか?
田中:確実にそうです。
今井:今回のアイルランド留学を通して学んだことを教えてください。
田中:今自分が通っているのが、普通の大学ではなくて、語学学校になります。日本人だけではなくて、本当に様々な国から来ていて、そういう人たちと毎日関わっていく中で、ずっと日本にいて狭いところで生活していたのだなというのを改めて実感しました。
今井:そのような様々な国の人たちとのかかわりの中で驚いた文化とか出来事はありますか?
田中:例えば、自分ソフトボールやっているんだよと話すと、結構ソフトボールを知っている人がいて、多分ソフトボールやっていない人が多いと思うのに、以外とソフトボール自体を知ってくれている人が多いのは驚きましたね。あとは、宗教的な文化の違いを感じることが多いです。
今井:ありがとうございます。それでは、留学の1日の流れを教えてください。
田中:朝8時ぐらいに起きて、9時に登校して、13時くらいまで授業があって、そこから友達とご飯を食べて、16~17時くらいに帰宅します。それで18時くらいに夜ご飯を食べて、20時くらいから街に行って、友達と飲む感じです。
今井:授業が終わってからの時間は、自分で好きなことに使えていますか?
田中:好きなことに使えますけど、そのまま家に帰っても意味がないので、なるべく学校とかに残って、外国人の友達と喋るようにしています。
今井:なるほど。ありがとうございます。留学に行く前の話になるのですが、留学に行く時に不可欠な英語の対策や勉強はどのようにしていましたか?
田中:留学が決まった時点から少しずつ勉強はするようにはしていました。ですが、留学のメリットは話しながら英語の仕組みを理解することだと自分は思っていたのであまり文法などはやらずに単語を中心に勉強していました。実際にアイルランドに来てみると、まだ単語量が少ないと実感しているので、単語の勉強は継続しています。
今井:アイルランドで新たに覚えた単語はありますか?
田中:smuggleです。
今井:どういう意味ですか?
田中:密輸です笑
今井:どこで覚えんたんですか?笑
田中:これは授業で覚えました。犯罪系の授業で1番覚えやすかったので覚えました笑
今井:なるほど笑では日本の話になるのですが、少しずつ勉強していたとおっしゃっていたのですが、隙間時間に勉強をすることで部活との両立もしやすかったですか?
田中:そうですね。両立はできていたのですが、受験生時代みたいにがっつり勉強をするというよりかは隙間時間でという感じです。部活とかバイトに、全ての時間を拘束されているわけではないので、そういった面では両立しやすいのかなと思います。
今井:なるほど。では、留学に行くとなった時の部内や周りの友達とか家族の反応はどのような感じだったのですか。
田中:留学に行く前は部内の人には数人にしか相談はしていませんでした。相談すると言っても、行こうかなと思っているんだよね、くらいの感じで言っていました。部内の友達からは行ってきたらいいんじゃない?という感じで言われていました。家族からは、昔から留学に行った方がいいんじゃないとずっと言われていたので、自分が留学に行きたいと言った時も喜んでサポートするみたいな感じに言ってくれました。
今井:部内の中で誰に1番相談しましたか?
田中:同期の佐藤玲弥(弊部2年)ですかね。
今井:ありがとうございます。留学で学んだことをどうやって、何を部活に生かしたいですか?
田中:ちょうど帰国時期が重なるということもあるのですが、自分はもう新3年生になって、その半年後には世代交代になって、自分が最上級生の立場になります。留学するにあたって、固い意思が必要で、留学しても英語をたくさん使うとか、当たり前ではあるのですが、そういう固い意思が必要なので、そういう気持ちは、自分が最上級生になった時に、活かせるのではないかなとは思います。
今井:なるほど、ありがとうございます。留学に行くと言った時、相談していた部員以外で先生や部活全体としては留学に対してどのような印象を持っていましたか?
田中:留学が決まった時は、何人かの人には言ったのですが、そのことを言って、行くなみたいなことを言う人はいませんでした。先生に伝えた時も、どんどん行ってこいみたいな感じでした。ソフト部は、自分で考えて行動するみたいなところが大事だと思うので、そういう面では留学に行くことも自分で考えて行動したこととして評価されているのかなと思います。もし、体育会志望で、留学にも行きたいという人がいたら、部活に入っていて留学している人はなかなかいないと思うので、自分がいるから留学しようって思える人がいればいいなと思います。
【野球経験、浪人経験を経てのソフトボール】
加藤:小学校から野球を始めたのですか?
田中:そうですね。小学校から高校まで野球やっていました。
加藤:高校まで硬式野球をやっていて、大学で硬式野球をやろうとは思わなかったのですか?
田中:早稲田の硬式野球部は明らかにレベルが高いと思っていなので、自分はそこで試合に出られないよりは、人数が少なくて、野球と似ているようなソフトボールをやってみたいなと思って入部しました。
加藤:知るきっかけみたいなのってなんだったのですか?
田中:自分は1年浪人をしていて、小中高の同級生で、新4年生になる中内(弊部3年)がソフト部に入っているというのは前から知っていて、自分が早稲田受かった時に、中内もうソフト部ねと言われたのでそのまま入りました。
加藤:浪人して入部した時に同い年が、1個上の学年にいることに対して違和感とかは覚えなかったですか?
田中:もちろん違和感とかはあったのですが、新4年生の代はアイルランド人みたいにフレンドリーで、体験に行った時も元気にやってこうぜ、みたいな感じでした。浪人という隔たりなくやらせてもらえる環境だったと思います。
加藤:逆に同学年だったら、自分が1個上になることに対してはちゃんと馴染めましたか。
田中:自分は馴染めたのですが、同学年の佐藤玲弥が最初の方は自分に気を使っていてあまり喋らなかったのが印象的です。
加藤:玲弥さんと雄輔さんって仲が良い印象がありますけど、どこで仲良くなったのですか。
田中:夏休み手前ぐらいですかね。夏休みに入ってからお互いずっと審判をしていて、そのあたりから仲良くなりました。
加藤:新3年生の代は人数が少ないと思うのですが、それに対して思うことはありますか?
田中:ありますね。やっぱり2人だと、最上級生が担う役職を3年生で補うことができないので、意思疎通が難しいのかなと思いました。あとは、人数が少ないことで言えば、人を集めることはすごく難しいのだなと思いました。
加藤:浪人していたとのことでしたが、1年間勉強に費やして、その期間はあまり運動もしていなかったと思うのですが、入部するときに体力的な不安はありましたか?
田中:そうですね。体力的な不安はかなりありましたね。やっぱり運動部って朝から晩まで走るみたいな感じを想像していました。ですが、体験に行ってみたら、実際そんなことなくて、本当に運動量0だったので、体験の時はすごく緊張したのですが、行ってみたら練習自体はハードなのですが、そこまでついていけないような練習ではなかったので、体験に行くことでその不安は払拭されました。
加藤:高校野球をやっていてソフトボールを最初に見た時に野球とソフトボールはどのような違いがありましたか?
田中:単純なところで言うと、球が早いなと思いましたね。体験会の時に実際に打席に立って、多分遅い球を投げてくれていたのですが、自分の中ではすごく早く感じました。本当に全部の球に対して振り遅れていたという思い出があります。あとは、違いで言ったら早稲田大学ソフトボール部は大学の中でも強豪校に位置していて、自分が所属していた高校の野球部は甲子園の予選で1回勝ったら盛り上がるみたいな高校だったので、弱小校から強豪校に変わったので、雰囲気の違いはありましたね。
加藤:今まで野球をやっていてソフトボールは合わないかもと思わなかったですか?
田中:合わないなとは思わなかったですね。練習すれば打てるようにはなるのかなと思っていました。
加藤:野球にはないソフトボールの面白さは何ですか?
田中:何においてもスピード感が野球とはかけ離れていて、球の速さや打球の速さ、あとは塁間が短いので野球ではあまりないようなランニングホームランとかもしばしば出るような、そういうスピード感が好きです。
加藤:理想のプレイヤー像は何かありますか?
田中:こんなことを言うのは恥ずかしいんですけど、佐藤玲弥くん(弊部2年)みたいな人になりたいです。
加藤:それはバッティング的にということですか?
田中:全てにおいてです。
加藤:これから雄輔さんも投げますか笑
田中:あんな風に投げることができたらうらやましいです。
加藤:ソフトボール部の体験に来る前と入部した後での違いは何か感じますか?
田中:体験は、本当に1日だけだったので、1日だけではあまりよくわからなかったです。やっぱり部活なので、他にはない厳しさもあると思います。長くやっていて体感した部活にいることの難しさ厳しさは体験ではわからない一面だと思います。
【後輩に向けてメッセージ】
浪人をしていても、浪人しているからという理由で部活に来ないのはとてももったいないと思います。もし浪人をしていて、体育会に挑戦したいよという方がいたらソフトボール部を強くおすすめします。そして、留学を視野に入れたいけど部活に入りたいという人がいれば、それもソフトボール部をおすすめします。まずは一度ソフト部を知るということで体験に来てもらえればなと思います。
加藤:これでインタビュー企画は終わりたいと思います。
加藤&今井:ありがとうございました。
田中:ありがとうございました。
インタビュー企画第3弾は以上になります!お読みいただきありがとうございました。
田中は浪人経験があり、1年のブランクを経て入部しています。ですが、現役で入った部員と変わらぬパワーで活躍しています。そして、現在は留学をしており、ブランクがほかの人より多い田中ですが、周りの部員も田中の留学の様子を見て、うらやましい、早く帰って来いよーなどと話題に上がることが多いです。ブランクがあることで、いづらくなるかなとか、ついていけるかなと思っている人も多いと思いますが、どんなことをしても認めあえて居場所があるのがソフト部の魅力でもあります。ぜひ、たくさんのことに挑戦したい方、ソフトボール部への体験、お待ちしております。
次回のインタビュー企画第4弾は古幡唯(横浜翠嵐高校・教育学部)です。
ぜひお楽しみに!